【意識高い”系”】と呼ばれる人たちの特徴についてまとめました。
【意識高い”系”】とは、言ってることや行動はそれっぽいけど、周囲の人に「本物ではない(偽物、嘘っぽい)」と思われている人のこと。
なぜそのように感じてしまうのか?
意識高い系の行動や言動の裏にはどのような心理が働いているかも要チェックです。
意識高い系の特徴とその心理
意識高い系の特徴とその心理についてみていきましょう。
努力や忙しいアピールしたがる
努力や忙しいアピールをしたがる意識高い系の心理とは、「他者承認」です。
【常に他人から褒められたい、賞賛されたい】
このように欲求が強いため、引き起こす行動となります。
また賞賛の声を一度受けても満足できず、賞賛を求める過度なアピールをくりかえす傾向もみられます。
例えば、資格を取るとした場合、資格が取れたときに自慢したくなるのはだれしも当たり前の感情です。
しかし意識高い系の場合、【自分は資格を取るために努力している】という状況を周囲にアピールするのです。
つまり、「努力の結果」ではなく「過程」を披露したがる傾向があります。
【実例】
- カフェでPCを開く
- 自分を大きく見せようとする(行動を起こすまでには至らない)
- SNSアピールが過剰
- 常に忙しい感じを出す
カタカナ・専門用語や服装・持ち物など、とりあえず形から入る
とりあえず形から入ろうとする心理は、成功者のマネをすることで、自分が成功している人に近づけている(成功者になれる)という気持ちから生まれます。
何ひとつ結果を出していなくても「成功者(成功途上者)」であるという偽の安心感を得てしまうのです。
実例としては、カタカナ用語・専門用語を使ったり、服装や持ち物に人一倍気を遣うのは、意識高い系が考える理想形(成功している人)のマネ(模倣)をしているわけです。
これは心理学で言うところの「モデリング」という行為になります。
外見や使う言葉などを「それらしいもの」にすることで、人はその姿や言葉に合った考え方・振る舞い方をしようというペルソナ(外敵側面)を身につけていきます。
例えばスーツを着てブランドものを身に着けることは、無意識にその身なりに合った振る舞いをしようとするわけですね。
よって理想のモデルを参考に形から入るというやり方は、けして悪いものとは言い切れません。
しかし問題なのは、意識高い系は理想のモデルを”マネするだけ”で、自分のアイデンティティ(自己同一性)が確立できていません。
さらにマネすることで他人からの賞賛を受け、それだけで満足してしまっている状態なんです。
自分がどうなりたいのかハッキリしておらず不安を強く感じていることからの行動とも言えますね。
【実例】
- カタカナ用語・専門用語を頻繁に使う
- 服装や持ち物やブランドや一流メーカーにこだわる
- 理想の芸能人・成功者などをマネる
人脈づくりや集団行動、セミナーなどにこだわる
人脈づくりや集団行動、セミナーなどにこだわるのは、現在の自分の地位や社会的評価などに満足しておらず、「もっと価値のある人間だ」と評価されたいという気持ちの表れです。
「集団」に仮想的にでも属することで、安心感が獲得できるという理由もあるでしょう。
集団や人との繋がりを過剰に重視するのも「意識高い系」の特徴と言えます。
またもうひとつの心理は「栄光欲」です。
「自分は価値のある人間である」ということを常に示すため、その「価値」を知り合いの多さ、有名人との繋がり等に見出しています。
【実例】
- 友達・知人の多さをアピール
- 有名人・著名人と知り合いであることを周りに自慢する
- セミナーやイベントに参加したがる
周りの人を批判&見下す
意識高い系が周りの人を批判したり見下したりするのは、自分(もしくは自分が属する集団)以外の評価を落とすことで、相対的に自分の価値を高めようとする心理から生まれます。
【自分(努力している側)は「そうでない人」よりすごい・えらい・評価が高い】と、自分の物差しで優劣をつけているため、見下したり、批判をする発言が増えていきます。
また失敗が怖く、あまり行動してこなかった人ほど、【優越の錯覚】という認知バイアスに陥りやすくなります。
つまり意識高い系は「自分はやればできる」という謎の自信があり、失敗をする人達に対して「ダメな人」という目線を持ちやすいわけです。
批判をするたびに自己の優位性を感じられることから、批判は過剰となり、周りから嫌われてしまう傾向にあります。
【実例】
- 周囲の人を見下す
- 失敗した人を馬鹿にする
- 誰かを常に批判している
意識高い系の特徴&心理まとめ
意識高い系 特徴 | 心理 | 実例 |
努力や忙しいアピールしたがる | 承認欲求、他人承認 常に他人から褒められたい、賞賛されたい | ・カフェでPCを開く ・自分を大きく見せようとする ・SNSアピールが過剰 ・常に忙しい感じを出す |
カタカナ・専門用語や服装・持ち物など、とりあえず形から入る | 成功者のマネをすることで、自分が成功している人に近づけている(成功者になれる)という気持ち | ・カタカナ用語・専門用語を頻繁に使う ・服装や持ち物やブランドや一流メーカーにこだわる ・理想の芸能人・成功者などをマネる |
人脈づくりや集団行動、セミナーなどにこだわる | 「もっと価値のある人間だ」と評価されたいという気持ちの表れ 「自分は価値のある人間である」ということを常に示すため | ・友達・知人の多さをアピール ・有名人・著名人と知り合いであることを周りに自慢する ・セミナーやイベントに参加したがる |
周りの人を批判&見下す | 自分(もしくは自分が属する集団)以外の評価を落とすことで、相対的に自分の価値を高めようとする | ・周囲の人を見下す ・失敗した人を馬鹿にする ・誰かを常に批判している |
以上です。
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ありがとうございました。
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