「意識を変えよう!」
意識高い系(自分では意識が高いと思い込んでいる)は声高らかに宣言するかもしれない。
だけど「意識を変える」ということは相当難しいし、実は【逃げ】でしかない。
「意識を変える」ことは逃げ★理想の自分を想像することは楽だから
「早起きして勉強しよう」
「毎日本を読むことにする」
「テレビを見ないようにしよう」
こんな感じで、自分を変えるために意識を変えようとする人は多いと思う。
しかし、この「意識を変える」ということは、自分を変えられるということではない。
人間の意志なんて、自分も含めものすごく弱い。
がんばっていても、何かの拍子でやめてしまったり、続かなかったりすることがほとんどだろう。
「タバコやめていたのにまた吸い始めてしまった」
「英語を勉強しようとしていたのに仕事で疲れてやらなくなってしまった」
こんな感じで”意識を変えた”としても、自分を変えられないことの方が多いのである。
それに「意識を変える」という言葉は、少しカッコよく聞こえるもんだから、意識高い系が言いがちなのだけれど、これはただの【逃げ】でしかないのだ。
「意識を変える」というと、朝早く起きて勉強する自分、毎日本を読んで知識を蓄える自分、カフェで仕事する自分…、イメージすれば、自分は周りよりも頑張っている、先に進んでいる、優位な立場にいるような気がすると思う。
そしてその「意識を変えた理想の自分」を想像して、気持ちよくなっていることであろう。
そう、「意識を変えた理想の自分」を想像することは、【楽】であるから。
楽に理想の自分を思い描いて、夢に近づいたような錯覚をもってしまうため、意識高い系は「意識を変える(理想の自分を思い描く)」ことが好きなのである。
自分を変える方法★意識を変えるのではなく【行動や環境】を変える
それでは自分を変えるにはどうしたらよいか。
それは、意識ではなく【行動や環境】を変えることが大切。
例えば、仕事終わりにテレビを見てダラダラしてしまう自分を変えたいとする。
そのとき、「テレビをつけないで勉強する」と意識を変えても、仕事ですごく疲れてしまったときにテレビをつけてしまい、その後ダラダラとまた見るようになってしまう…。ということが多々あるだろう。
頑張ろうとしていても、意志や意識を常に高い状態に保つ(気張っている)ことはほぼ不可能なのだ。
だからこの場合、テレビのコンセントを抜き(行動)、テレビはコンセントを入れないと見れないという環境をつくりだすことがよい。
コンセントを入れなければならないという行動が増えることで、テレビを見ないと決めた自分の意志・意識を思い出すことができる。
これによって、「テレビを見ない」ことが徐々に当たり前になり、習慣になっていき、苦にならなくなり、いつのまにか続けられているという状態を生み出せるのだ。
スマホもそう。
勉強のときは、電源を切って目につかない場所(遠い所)に置いておくとよいだろう。
スマホがすぐ近くにあったら、どれだけ意志が強い人でも、見てしまうことがある。
「スマホがない」状態をつくりだす(行動・環境を変える)ことが大切。
自分を変えるには「意識を変える」のではなく、「行動や環境を変える」ことが大切なのである。
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