意識高い、意識高い系など、ネットスラングから生まれたこれらの言葉は、今では揶揄的な意味で使われることが多いです。
しかし意識高い【本物】に対して、意識高い系だよね~と馬鹿にした言葉を投げかけるのはおかしいとも感じます。
意識高い系などと言われ、モヤっとした人や、意識高い本物になりたい人必見!
【本物】の定義について確認しておきましょう。
意識高い【本物】は他人のために本気で汗を流せる人
どんな分野にせよ、意識高い系と意識高い【本物】との違いは他人のために本気で汗を流せるか努力)どうかです。
映画界では宮崎駿、野球界では大谷翔平など、その分野に対して素晴らしい結果を残す人を「意識高い系」などと呼ぶ人はいませんよね。
それに結果が伴わずとも、他人のために本気で汗を流し、泥臭く努力できる人を「意識高い”系”」などと類似品のようなニュアンスで呼ぶこともまちがっています。
真剣に社会的貢献を目指したり、本気で自己研磨に励む人こそが意識高い「本物」なのです。
一方で、意識高い”系”と言われる人で多いのは、結果が伴う前から頑張りなどを過度にアピールしたり押し付けたりする傾向があります。
この行動が、意識高い系が「うざい、めんどくさい、薄っぺらい」と思われる所以です。
意識高い【本物】を馬鹿にする(悪口に聞こえる)風潮
例えば【SDGs】について。
貧困、紛争、気候変動、感染症など数多くの課題に直面しており、このままでは、人類が安定してこの世界で暮らし続けることができなくなると心配されているため、世界中のさまざまな立場の人々が話し合い、課題を整理し、解決方法を考え、2030年までに達成すべき具体的な目標を立てました。
これがSDGs:Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)です。
また英語での【Woke】
「Woke」を直訳すると、「目を覚めた / 悟る」という意味。
若い年齢層の間で、この表現は幅広く使われるようになり、人種問題や人権問題、LGBTなどについて強い関心を持ち、さまざまな人々の立場などに理解がある人の状態を「woke」と表現できます。
これらのSDGsやWokeなど、社会的な活動を行う人に対して、批判的になったり、馬鹿にしたりする風潮があるように思います。
意識が高い人(頑張る)に対してこのような感情が生まれてしまうのは以下のような理由が考えられます。
- 自分はそこまで頑張れないから批判する事で自分に対する劣等感を振り払っている。
- 自分が努力を認められずに育ったからまるで綺麗事を見ているようでイライラする。
- 自分自身は挑戦することを諦めてしまったから。
- 多数が批判している状態を見た経験をした事でそれが正解だと錯覚している
- 努力してきた事を批判されて誰も評価してくれず努力は無駄だと感じているトラウマがあるから
実際に努力している人でも、「偽善者」のように見えてしまい、嫌悪感が生まれている状態です。
また自分自身が挑戦を諦め、努力してきたことに結果が伴わず、無駄だと実感させられているトラウマなどがこのような感情をもたらしているのでしょう。
周囲から認められたり、一目置かれる状態になるには、それ相応の努力や失敗が伴うため、多くの人は諦めてしまい、成功する人というのは一握りとなってしまいます。
だから批判する人が必然的に増えてこのような風潮が生まれてしまうのです。
とくに自分の直接的な生活と乖離しているような問題を解決しようするSDGsやWokeなどは、なんだかイメージできずに批判されてしまうことが多いのです。
意識高い【本物】になるために
人と違うことをするということは、「批判」が伴います。
挑戦することを諦めた人こそ、他人を馬鹿にしたり批判したりすることでしか自分の立場を確認できないかわいそうな人なのです。
だから意識高い【本物】になる過程では、批判されたり、馬鹿にされたりすることもあるでしょう。
だけど諦めず、挑戦し続けてください。
周りを気にせず、努力が結果につながった時、他人からの評価は180度変わります。
自分の目標や夢は自分だけのもの。
自分の人生の主人公は、あなたしかいないですから。
本物になるために、自分の信じた道を突き進んでください。
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