意識高い系、ビジネス界隈でよく使う言葉を例文でご紹介!
「何言ってるか分からん!」
使っている本人も実は意味をよく理解していないかも。
また、ビジネス上での会話についていくためにも、知っておいた方がよい横文字も多いです。
言葉の意味や例文をチェックしてみてください。
- 意識高い系が使う言葉(例文付き)
- ASAP(as soon as possible)
- アサイン(assign)
- エビデンス(evidence)
- イニシアチブ(initiative)
- コミット(コミットメント)(commit,commitment)
- コンセンサス(consensus)
- プライオリティ(priority)
- ベネフィット(benefit)
- シナジー(synergy)
- スキーム(scheme)
- リスケ・リスケジュール(reschedule)
- マター(matter)
- マスト(must)
- バジェット(budget)
- バッファ(buffer)
- ブレインストーミング(brainstorming)
- ペンディング(pending)
- ソリューション(solution)
- ブラッシュアップ(Brushup)
- メソッド(method)
- アグリー(agree)
- マインド(mind)
- ビジョン(vision)
意識高い系が使う言葉(例文付き)
意識高い(系)やビジネスで使う言葉を例文付きで確認していきましょう。
ASAP(as soon as possible)
ASAPは、as soon as possibleの略語で、できるだけ・なるべく早く、至急などの意味があります。
読み方は、アサップ、エイサップ、エーエスエーピー、などです。
ビジネスシーンでは、相手にできるだけ最優先でお願いしたい時や急ぎの請求時に使われます。
使うときに注意点としては、命令と捉えられてしまう場合があるので、目上の人やクライアントには控えた方がよいです。
【例文】
○○に提出する資料、ASAP(アサップ)でよろしく。
アサイン(assign)
アサイン(assign)とは、「役職に任命する」「業務を割り当てる」などの意味を持つ用語。
主に組織における目上の立場の人から下の人に対して使われます。
【例文】
新規担当者をアサインするつもりです。
彼は別部署の空いているポジションにアサイン予定です。
エビデンス(evidence)
エビデンス(evidence)は根拠や証拠、裏付けという意味があります。
資料に対して「エビデンスは何?」などと聞かれることがあるかもしれません。
また、「エビデンスを残す、取る」という意味で、契約書や議事録などを作成する意味でも使われます。
【例文】
この資料のエビデンス出して。
会議のエビデンスを残しておいてください。
イニシアチブ(initiative)
ビジネスなどで使われるイニシアチブ(initiative)は「主導権」や「実行力」の意味。
「競合他社などに主導権をとられないように、イニシアチブをとる」
などと使われます。
一方で、仕事への積極的な姿勢が不足しているとフィードバックする際などに、「イニシアチブが欠けている」などと使われることもあるでしょう。
【例文】
競合他社などに主導権をとられないように、イニシアチブをとります。
君はイニシアティブに欠けているよ。
コミット(コミットメント)(commit,commitment)
コミット(コミットメント)(commit,commitment)の意味は、ビジネスやIT、政治の分野で異なります。
ビジネスでは、「結果を約束する」「積極的にかかわる」
IT業界では「トランザクションの結果を確定させること」※トランザクション:処理や複数データ
政治の世界では「公約」「確約」「関与」などの意味で使われます。
【例文】
結果にコミットしましょう。
事業拡大の実現に向けて全力でコミットします
コンセンサス(consensus)
コンセンサス(consensus)は「意見の一致」あるいは「合意」という意味があります。
(認識や意識の意味合いも込められている)
主にビジネスシーンにおいて幅広いシチュエーションで使われ、その頻度も多いです。
全員の意見が一致している
合意をとるということ
という意味で使われているので、覚えておくと良いでしょう。
【例文】
●課△名のコンセンサスをとっておいてください。
プライオリティ(priority)
「プライオリティ(priority)」は、「優先順位や優先権」という意味。
重要性が高く、優先的にやるべきことというニュアンスが含まれるため、ビジネスシーンでは業務に優先度をつける必要があるシーンなどで活用されています。
【例文】
- この資料作成は、プライオリティが高い業務のため、本日中に提出してください。
- ○○の業務は、プライオリティが低い業務のため、ほかの業務を優先しても大丈夫です。
- この案件にプライオリティを置くべきです。
- このサービスの場合は、値段と機能性のどちらにプライオリティを置くかが重要になります。
ベネフィット(benefit)
ベネフィット(benefit) 「利益、恩恵、便益」などの意味があり、
ビジネスシーンでは主に、
顧客が得をすること
顧客が満足すること
を意味しています。
ちなみに比較対象となりやすい(間違われやすい)のが【メリット】です。
メリットとは「商品やサービスの特徴やポイントそのものであり、一方でベネフィットはメリットの先にある「メリットによって生まれた顧客の満足感・喜びの感情」などを指します。
メリット | ベネフィット |
この靴は軽くて性能がよく、長時間走っても足にやさしい | この靴は長時間走っても足にやさしく痛くならないので、楽しく走ることができる。結果として体力が向上し、ダイエットも捗るし健康にもよい |
【例文】
- この商品のベネフィットは、お客に心地よい感情をもたらすことです。
- この製品を使うことによってさまざまなベネフィットを得ることができた。
シナジー(synergy)
シナジー(synergy)は、複数のものがお互いに作用し合い、効果や機能を高めるという意味です。
ビジネスシーンで使われるシナジー効果は、【相乗効果】のことで複数の企業が提携したり、2つ以上の部署が協力したりすることで、それぞれが単独で活動したとき以上の効果が生まれることを指します。
【例文】
- 〇社は、確かなシナジー効果を見込んで△社の買収を株主総会にて正式決議しました。
- 多角化戦略の立案においては、さまざまなシナジー効果の発現に焦点を当てるべきです。
スキーム(scheme)
スキーム(scheme)は「計画、案」という意味。
一方ビジネスで用いる場合、計画や案のほかにも「枠組み」というニュアンスが含まれるのでぜひ覚えておいてください。
【例文】
- この案件についてのスキームを、今週中に提出してください。
- スキームの早期構築が求められます。
リスケ・リスケジュール(reschedule)
リスケジュール(reschedule)は「計画を変更する、予定や日程を組み直す」という意味。
打ち合わせや会議の日程調整、納期の延長、プロジェクトの見直しなど、様々なビジネスシーンで使われます。
リスケジュール(reschedule)を略し、リスケということもしばしばあります。
【例文】
- お客様の予定変更があり打ち合わせがリスケになったので、今日は別の作業を進めます。
- 作業の遅延でリスケが必要で、○日まで期限を伸ばすことは可能でしょうか。
マター(matter)
マター(matter)は担当や責任という意味です。
名称+マターで使うことが多く、担当部署や担当者などを特定するときに使います。
【例文】
- 〇〇さんマターの案件は、取引先とうまくやってくれてありがたい
- △社マターの案件だが、来期からは●社に変更されるらしい
- 本件はぜひともうちの部署マターで進めさせてください
マスト(must)
マスト(must)は「~しなければならない」という意味をもちます。
よってビジネスシーンでは、必須なこと、外せない要件などの意味で用いられることが多いです。
【例文】
- 住宅の条件は、駅に近いことよりも、陽当たりがマストです。
- 新製品の完成には、○○の素材がマストだ。
- アンケートですが、Q1~Q3まではマスト項目となっています
バジェット(budget)
バジェット(budget)とは、予算や経費、運営費、生活費、国の予算という意味で使われます。
ビジネスシーンでは、「予算や経費」という意味で使われることがほとんどです。
【例文】
- スポンサーさえ見つかれば、バジェット不足は解消される
- このイベントを成功させるには、それなりのバジェットが必要
- 今回はバジェットが厳しいので、なるべく無駄を省こう
- バジェット不足のため、今回の案は見送ることにする
バッファ(buffer)
バッファ(buffer)緩衝器や緩和物といった意味があります。
ビジネス用語としては「時間・資源的なゆとり、余裕」として使われます。
またIT業界では「データを一時的に保持しておくため、主にデータの入出力におけるタイミングのズレを補うために用いられる記憶領域」として使われる言葉です。
【例文】
- 天候不良が予想されるので、バッファとして1時間早く出発しましょう。
- バッファを含めた予算でお願いします。
- この予算で足りると思いますが、バッファがあれば安心です。
- この資料はバッファがありますか?
- 不測の事態にも対応するため、1名追加してバッファとして同行させます。
ブレインストーミング(brainstorming)
ブレインストーミング(brainstorming)は、複数人で行う会議手法です。
それぞれが自由にアイデアを提供して参加者同士を刺激できるため「集団発想法」とも呼ばれ、クリエイティブな発想が必要なときに活用されます。
略して「ブレスト」とも言われます。
【例文】
- プロジェクトチームは定期的にブレストを行い、進捗状況を共有している。
- 新商品開発のため、社員全員でブレストを実施し、多くの斬新なアイディアが生まれた。
ペンディング(pending)
ペンディング(pending)という言葉は、ビジネス用語として使用される場合でも、英語とほぼ同じように使われていて、主に「保留」「先送り」という意味です。
英語のpendingには「ぶら下がる」という語源があり、そこから転じて「未解決、保留、宙ぶらりん」などの意味をもっています。
【例文】
- この案件についてはいったんペンディングにさせてください(保留)
- 今日は、前回の会議でペンディングにしていた事案について話し合いましょう(先送り)
ソリューション(solution)
ソリューション(solution)はラテン語のsolut(束縛から解放された)が語源と言われています。
解決や解答という意味があり、ビジネスシーンでは、
「顧客が抱える問題や課題を解決すること」
「企業が問題を解決し売り上げを向上させること」
という意味で使われています。
【例文】
- 新たなソリューションの導入により、社内の雰囲気がよくなった。
- 建設業界にITソリューションを導入することにより、作業の効率化を実現した。
ブラッシュアップ(Brushup)
ブラッシュアップ(Brushup)とは、「磨きをかける」「より良くする」といった意味をもちます。
よってビジネスシーンでは、施策案やプレゼン資料など一度検討したものをさらに良くする、完成度を上げるときに使用されます。
一方、ブラッシュアップの対象が抽象的なものの場合、「より具体的にする」という意味もあるので覚えておきましょう。
【例文】
- 会議の資料をわかりやすくするためにブラッシュアップを指示した。
- 知識をよりブラッシュアップするため、セミナーを受講する予定だ。
- プレゼンテーションの前に、内容をブラッシュアップして完成度を高める必要があった。
メソッド(method)
メソッド(method)の意味は【方式や方法】のこと。
仕事の生産性の向上や、成功へと導く方法論という意味合いで用いられます。
【例文】
- ○○部として独自のメソッドを構築したい。
- 仕事の生産性を向上させるメソッドを実践してみましょう。
アグリー(agree)
アグリー(agree)は同意する、賛同する、賛成などの意味。
賛成か反対か、意見を述べる際に使われます。
だけどわざわざ略称でもない言葉(賛成)を「アグリー」というのは、かなり「ルー〇柴」みを感じます。(笑)
【例文】
- 会議の結果、出席の8割以上がアグリーした。
マインド(mind)
マインド(mind)は心や考え方という意味。
ビジネスシーンではビジネスマインドと言われ、「仕事に対する姿勢や考え方」を指しています。
さらには社会人としての常識やビジネスマナーと言った意味でも使われることがあります。
【例文】
- マインドセットにより意識を集中させよう。
- 彼の商談はマインドコントロールされていたかのごとく素晴らしかった。
ビジョン(vision)
ビジョン(vision)には「理想像・未来像・展望」などという意味があります。
ビジネスシーンでは、そのまま「企業の展望・理想像・未来像」という意味で使われるほか、
- 経営方針
- 事業展望
などの意味でも使われています。
企業がどんな未来を実現したいのか、会社方針などを指し示す際に使われる言葉です。
【例文】
- 君は自分の将来ビジョンが見えているか?
- 会社のビジョンをしっかり把握する必要がある。
以上です。
【関連記事】
ありがとうございました。
コメント