【犬がいた季節】著者:伊吹有喜
本屋大賞にも選ばれた、昭和から令和まで時代をつないだ青春&ラブストーリー。
爽やかで甘酸っぱいお話がたくさん詰まっており、最後の最後までやさしい気持ちで読むことができました。
あらすじや感想をまとめましたので、興味のある方はぜひどうぞ 😀
犬がいた季節のあらすじ&感想・レビュー!
あらすじや感想をみていきましょう。
犬がいた季節のあらすじ
舞台は1988年夏の終わりから令和の始まりまで。
ある高校に迷い犬として現れた一匹の白い子犬がいました。
美術部であった「こうしろう」の席に座っていたことから【コーシロー】と名付けられ、生徒たちと共に学校生活を送っていきます。
一方、【コーシロー】は大好きだった「しおみ ゆうか」もいなくなり、春は別れの季節と知るのでした。
その後、たくさんの生徒たちに出会い、それぞれの恋や青春を見守る日々。
昭和から平成、そして令和へとつづく時代を背景に、【コーシロー】が見つめ続けた想い。
18歳という人生の岐路に立たされた様々な生徒たちの物語を、爽やかにそして甘酸っぱくリアルに描く、壮大な青春ラブストーリーです。
また犬がいた季節が好きなら、そしてバトンは渡されたもおすすめ!
さまざまな家族の愛を描いた物語なので、こちらも心にグッときました。
犬がいた季節をよんだ感想
昭和、平成、令和と時代はめぐりながらも、18歳という人生の転換期となり得る歳は、さまざまなドラマがありますよね。
たくさんの青春や恋のお話がありましたが、本当に全員がちゃんと【主人公】でした。
また、【コーシロー】目線の会話もあり、もしかしたら本当にそう思われているかも?と感じるほどです。(笑)
一方で、昭和から平成にかけては、懐かしの出来事や音楽などがたくさん出てきます。
とくに現在(2023年)、30代後半から50代くらいにかけての方々はドンピシャなのではないでしょうか。
時代背景を楽しみ、懐かしみながら、物語を読み進めることができるでしょう。
一方、阪神淡路大震災を思わせる描写もあり、地震の経験を思い出しました。
逆に20代前半の方々はピンとこない話が多いかもしれません。
だけど、そういう時代や出来事があったという、新鮮な気持ちで読んでもらえたらと感じました。
大人になった誰にでも、酸いも甘いも…苦いもあると思いますが(笑)、【青春の思い出】というのはあるものですよね。
そんな気持ちを思い出させてくれる本でした。
そしてラストには、各々の主人公たちのその後が描かれ、ほっこり心が温まりました。
ちょっぴり涙も出ちゃうかも?(私は最後、うれしくて泣きました(笑))
青春を思い出させ、【素敵】という言葉がピッタリの作品です。
一方でおすすめな読み方は【耳学】です。
私はAmazonオーディブルで聴いたんですけど、やはりプロの朗読は圧巻!(ナレーション:栗田樹、友利直美)
穏やかで優しい語り口は、まさに【犬がいた季節】にピッタリで、スッと心に入ってきます。
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またAmazonオーディブルの良いところは音声スピードを変えられることです。
忙しい人は1.5~2倍速でサクッと聴くこともできますので、やってみてね~ 🙂
犬がいた季節のあらすじ&感想・レビューまとめ
捨てられた子犬を高校で飼うことに
コーシローと名付けられ、コーシロー会の高校生たちが年代を経て面倒をみるが、その高校生たちのストーリー(コーシロー目線の会話もあり)
高校生たちの不器用で、素朴な感情、家族との問題、絆が描かれていて、感情に響いた。
2023年に、30代後半から50代くらいにかけての方々はドンピシャ
また阪神淡路大震災を思わせる描写があり、地震の経験を思い出した。
最終話、各々の主人公たちのその後が描かれ、同窓会ではうれしい出来事が…!
青春の思い出を思い出させてくれる一冊
以上です。
興味のある方はぜひどうぞ!
ありがとうございました。