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池井戸潤さん作!【アキラとあきら】
原作小説のあらすじと感想の記事となっており、一部ネタバレを含みます。
それではさっそく参りましょう、ラインナップは目次からどうぞ 🙂
そのほか、池井戸潤シリーズでは、ハヤブサ消防団やルーズヴェルトゲームなどもおすすめ!
興味のある人はぜひ読んでみてください。
目次
アキラとあきらの原作のあらすじ
小さな会社(工場)営んでいた父とそれを支える母のもとに生まれた「ヤマザキ アキラ」
大企業の御曹司として生まれた「かいどう あきら」
名前は同じであれ、全く真逆の人生を歩んでいるような二人ですが、同じ銀行に就職しその運命が交差していきます。
それぞれの”宿命”を背負いながら、窮地の危機に立ち向かっていく痛快ストーリー!
果たして二人は自らの運命に打ち勝つことができるのでしょうか?
アキラとあきらの原作の感想(ネタバレあり)
いや~おもしろかったです!
「アキラとあきら」それぞれのストーリーが交互に進められていて、それぞれに感情移入してのめり込んでいました。
あらゆる困難に立ち向かっていく痛快ストーリーで清々しいです。
ザ・池井戸潤ワールドと言った感じでしょう。
雰囲気が似ている作品と言えば「下町ロケット」とかですかね~
そんな感じの物語が好きなのであれば、たぶん絶対おもしろいのでぜひ読んでみてください。
はい、ということでここからはネタバレ含みます!(笑)
主要人物について感じたことを書いていきますので、ネタバレが嫌な方は飛ばしてください。
アキラとあきらの原作ネタバレ➀ヤマザキ アキラ
小さなネジ工場を営んでいたアキラの父。
しかし受注先とのトラブルで、不良品の責任を負わされ、会社は倒産してしまいます。
そのときアキラは小学生、何も分からず心に不安を抱えたまま「夜逃げ」を経験したのでした。
アキラ、不安だったでしょうね~
新天地で父はなんとか就職先を見つけることができ、人並みの生活を送ることができましたが、幼いころの辛く暗い経験は、アキラの心に沁みついてしまったのでした。
またアキラは家の事情から大学ではなく、就職を選ぼうとしていました。
そして同時に、またもや父の会社でトラブルがあり、父は責任をとって辞めさせられそうになっていました。
そんなときに助けてくれたのが銀行だったのです。
会社を営んでいた時には、どれだけ頭を下げてもお金を貸してくれなかった「銀行」
アキラの父は「銀行」を恨んでいると言っても過言ではありませんでした。
しかし今回は、銀行員の熱意に助けられ、仕事を辞めずに済んだのです。
そんなこんなでアキラを大学に行かせることができ、アキラも父からその話を聞き、銀行員になって、父が営んでいた会社を救いたいと思うようになったのでした。
アキラの温厚で優しい(控えめな)性格は、苦労した人生からにじみ出たものですね。
頭はキレるけど、驕らない人間味あふれた人物で、応援したくなります。
銀行員になって、自分が思うように中小企業を救えないことも多々ありました。
だけど「かいどう あきら」の一件は、自分の宿命を打ち砕くもの。
窮地に追い込まれ、誰もが無理だと感じていたなか、アキラはあきらを救えるのか。
あきらを救うことは自分の過去とも決着をつけることと同じです。
どんな大逆転劇をくり広げたかは、ぜひご自身の目でお確かめください。
アキラとあきらの原作ネタバレ②かいどう あきら
かいどう あきらは大企業の御曹司、しかも長男で会社を継ぐことを期待されていました。
しかしその運命にあらがうように、あきらは「銀行」に就職し、バンカーとして働いていました。
一方で、あきらの父が倒れ、会社が存続の危機にさらされます。
弟であるリョウマが会社に入って働いていましたが、まだまだ経験値が浅い。
そして叔父たちにうまくやられてしまい、ますます会社は窮地に追いやられます。
けっきょく運命には逆らえず、銀行員を辞めて家業を継ぐことになった「あきら」
会社の連帯保証、売上がのびないリゾートホテル、会社の悪しき風習による取引の終了…
無理難題ばかりがつづきますが、社員やその家族の生活を守るため、あきらは奮闘します。
この窮地を脱するためには、銀行の力(融資)が絶対条件。
さらに会社を立て直すため、ありとあらゆる方法をアキラと共に模索していきます。
いや~こっちのあきらも大変ですよ。(笑)
お金持ちの家に生まれたらなぁ…なんて思っていましたけど、あきらの人生を見ていたらそれはそれで色々あるんですよね。
家のしがらみとか、まわりの人からの嫉妬とか…。
自分がやりたい職業に就いたものの、けっきょくは家業を継ぐことになっていますから。
運命に翻弄されていると言っても過言ではないでしょう。
だけどこっちのあきらは、静かながら実は熱い志をもっているように感じました。
一方で、冷静沈着で物事を俯瞰して見ることができる頭の良さはピカイチ★
銀行員として培ったノウハウで、家業を救うあきらの大逆転劇をぜひご覧ください。
アキラとあきらの原作ネタバレ③ふたりのアキラをとりまく人たち
ふたりのアキラをとりまく人たちもかなり個性派ぞろい。
とくに「かいどう あきら」の叔父にあたる「ススム」と「タカシ」は、おもしろいように物語をひっかき回してくれます。
こういう人たちがいるからこそ、話がおもしろくなるんですよね~(笑)
お楽しみに★
さらにふたりのアキラを支える人たちによる視点もあり、さまざまな考え方に触れることができます。
また、取引やシステムなど、銀行という組織の裏側を覗いている気分にもなれますよ。
銀行とは無縁の私でも分かりやすく、へぇ~と思えることがたくさんありました。
そんな視点でも楽しむことができる作品です。
アキラとあきらの原作を無料でよむ方法
アキラとあきらはAmazonオーディブル(audible)の無料体験により、0円で聴くことができます。
Audibleとは別名【聴く読書】
Amazonオーディブルの朗読者である平川正三さんの圧巻の語りは、活字では味わえない臨場感があります。
私も一気に物語に引き込まれました!
せっかく無料で読めるのですから、やらないのはもったいないです。
興味のある方はぜひお試しください。
一方、体験期間を過ぎてしまうと、自動で料金がかかってしまうのでご注意ください。
アキラとあきらの原作ネタバレ!あらすじ&感想まとめ
原作のあらすじ
小さな会社(工場)営んでいた父とそれを支える母のもとに生まれた「ヤマザキ アキラ」
大企業の御曹司として生まれた「かいどう あきら」
名前は同じであれ、全く真逆の人生を歩んでいるような二人ですが、同じ銀行に就職しその運命が交差する。
それぞれの”宿命”を背負いながら、窮地の危機に立ち向かっていく痛快ストーリー!
原作の感想(ネタバレ)
ヤマザキアキラは父を助けてくれた銀行に憧れ、バンカーとして働いていた。
かいどうあきらは大企業の御曹司として家業を継ぐことを期待されていたが、運命に抗うかのように銀行員として働いていた。しかし父親が倒れ、家業を救うために銀行をやめて社長となる。
しかし、かいどうあきらの会社はさまざまな問題が渦巻き、倒産の危機もあった…。
アキラとあきらのふたりで、この難題に立ち向かっていく様は痛快でよかった!
ふたりをとりまくサブキャラたちもかなり強烈で面白い!
Audible無料体験では、アキラとあきらの原作を無料でよむことができる!
以上です。
ありがとうございました。