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「嫌われる勇気」読みました。
哲学って言われると身構えちゃってなかなか手を出せずにいましたが、勇気を出して読んでみてよかったです。
アドラー心理学のこともまったく知らないわたしでしたが、「青年」と「哲人」のふたりの対話形式のおかげで、とてもわかりやすかったです。
そんな考えもあるのかと、まさに自分の世界が広がった感じ。
少しだけ、わたしと他人との関係への考え方が変わりました。
それではさっそく参りましょう、ラインナップはこちらです。
目次
嫌われる勇気の考察(感想)&ストーリー
嫌われる勇気は、アドラー心理学をわかりやすく説明した本です。
アドラー心理学とは、オーストリア出身の精神科医であるアルフレッド・アドラーが20世紀はじめに創設した心理学のこと。
ほかの心理学とのちがいは、悩みを「原因論」で考えるか、「目的論」で考えるかです。
アドラー心理学は目的論を唱えています。
たとえば、ひきこもりの人がいたとします。
一般的な心理学で考えられている原因論での考え方は、いろんな「原因」があって、ひきこもるという行動をとっているという考え方です。
なんらかの原因⇒不安⇒外に出られない⇒ひきこもり
一方でアドラー心理学では、「外に出たくないから、不安という感情をつくりだしている」という考え方です。
外に出たくない⇒不安をつくりだしている⇒ひきこもり
今までの心理学とはまったくちがう考え方を提唱しています。
一般的な心理学 | アドラー心理学 |
原因論 原因があって、行動をとるという考え方 | 目的論 目的があって、行動しているという考え方 |
なんらかの原因⇒不安⇒外に出られない⇒ひきこもり | 外に出たくない⇒不安をつくりだしている⇒ひきこもり |
嫌われる勇気の登場人物は、青年と哲人のふたりで、会話形式で青年のぎもんに哲人が答えます。
アドラー心理学をとおして、人生をどう生きるかについて提案してくれる本です。
嫌われる勇気を読んだ感想
嫌われる勇気をよんで、自分の人生を思い起こしてみました。
わたしは3人兄弟の末っ子で、いつも兄と姉に負けまいと競争心をもって生きてきました。
勉強も運動もがんばってきました。
でもそれって親に認めてほしかったから。
他人から良く見られたいから。
がんばることはだれかに認められたいからで、自分が本当にやりたいことを真剣に考えたことなんてありませんでした。
いつも他人からどう思われるかを気にして生きてきた人生だったなあと改めて感じました。
まさにアドラーの言う、すべての悩みは対人関係の悩みであるという考え方にいきつく話です。
また、自分のために生きることがわがままのように感じていましたが、それはまちがいであることに気づけました。
本のなかで、ユダヤ教の教えを紹介してます。
「自分が自分のために自分の人生を生きたいのであれば、いったいだれが自分のために生きてくれるだろうか」
自分の人生は自分のもの。
あたりまえのようにきこえますが、改めて言われると…深い。
いつも他人のことばかり考えていた自分が、時間の無駄だったなと思えるようになりました。
自分の人生を良くするのも悪くするのもすべて自分。
他人や環境は関係ない。
自分が変われば世界も変わる。
とてもシンプルで明快な答えに、今気づけてよかったです。
この「嫌われる勇気」に出会えて本当によかった!
嫌われる勇気の名言5選
嫌われる勇気のなかで名言と感じたものをご紹介します。
あなたにも響くものがあるかもしれません。
嫌われる勇気の名言5選
- すべての悩みは対人関係の悩み
- われわれを苦しめる劣等感は、客観的事実ではなく主観的な解釈
- なにが与えられているかでははく、与えられたものをどう使うか
- 自分が自分のために自分の人生を生きたいのであれば、いったいだれが自分のために生きてくれるだろうか
- 幸福とは貢献感
【嫌われる勇気の名言①】すべての悩みは対人関係の悩み
自分の悩みについて考えてみたら、たしかにすべて対人関係の悩みにつながっていました。
どんだけ他人のこと気にしてんのよ…
他人にどう思われるのかは、自分には関係ないそうです。
それは他人の問題で、自分の問題ではない。
たしかに他人の心は操作できませんもんね~。
自分の問題ではないと思えたら、納得できて心が軽くなりました。
【嫌われる勇気の名言②】われわれを苦しめる劣等感は、客観的事実ではなく主観的な解釈
もっと目が大きかったら…
もっとかわいかったら…
もっと運動神経が良かったら…
言い出したらキリがありませんね。(笑)
なんと人間らしいわたし。
劣等感を抱えることは、だれにでもあることだと思います。
劣等感をなくせというのは、すぐにはむずかしいでしょう。
でも劣等感は、「客観的事実ではない」ということをぜひ知ってもらいたいです。
自分がきらいなところも、他の人からすればうらやましいことかもしれません。
劣等感はあくまで自分の「主観的解釈」です。
自分の感じ方なだけ。
そういう考え方でちょっとだけ気が楽になってもらえたらうれしいです。
【嫌われる勇気の名言③】なにが与えられているかでははく、与えられたものをどう使うか
幸せになるためには、与えられることを待つのではなく、今与えられているものをどう使うかです。
今できることを全力でやるだけです。
たしかにわたしは「与えてほしい」と思うだけで、他人に何か与えているかと言われると言葉につまりました。
反省…。
まずは他人のために、今の自分ができるのは何かと考えることにしました。
そんなきっかけをくれた名言です。
【嫌われる勇気の名言④】自分が自分のために自分の人生を生きたいのであれば、いったいだれが自分のために生きてくれるだろうか
自分の人生、他人の目ばかり気にしていたらもったいない。
そう思わせてくれた名言です。
人生の主人公はわたし。
私以外ありえないんですから。
もっと自分を大切にしましょう!
あなたの人生はあなたのものであり、それ以上でもそれ以下でもないです。
人生は戻ることのできない映画のようなもの。
主人公であるあなたにスポットライトが当たるのはあたりまえですよね。
【嫌われる勇気の名言⑤】幸福とは貢献感
幸福とは貢献感である。
貢献感とは、他人へ貢献していると自分が感じることです。
ほんとうに貢献しているかどうかは関係ありません。
貢献していると感じることが大切なんだそうです。
たしかにだれかのためになっていると思えれば、幸福度は上がりますよね。
それに「貢献感」の「感」ってとこがみそですよね。
貢献してると自分が思えれば幸せになるんですから。
他人のために何ができるか考えて努力すること。
そうすれば幸せになれるってことです。
良いことば!
嫌われる勇気★感想&名言まとめ
嫌われる勇気の感想&要約
- 嫌われる勇気は、アドラー心理学をわかりやすく説明した本
- アドラー心理学をとおして、人生をどう生きるかについて提案してくれる
嫌われる勇気の名言5選
- すべての悩みは対人関係の悩み
- われわれを苦しめる劣等感は、客観的事実ではなく主観的な解釈
- なにが与えられているかでははく、与えられたものをどう使うか
- 自分が自分のために自分の人生を生きたいのであれば、いったいだれが自分のために生きてくれるだろうか
- 幸福とは貢献感
今回は以上です。
興味がわいた人はぜひ読んでみてください。
また、嫌われる勇気の続編は「幸せになる勇気」です。
興味のある方はぜひ以下の記事もチェックしてみてください。
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ありがとうございました。