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逃げ上手の若君の吹雪が裏切り・寝返り?過去の正体と高師冬との関係

逃げ上手の若君(吹雪寝返り)

逃げ上手の若君では、時行を主君とした幼子だけの部隊「逃若党」が存在します。

その中でニ刀の剣技と優れた知略をもった「吹雪」は欠かせない存在でした。

しかし残念ながら、吹雪は時行たちを裏切り、足利側に寝返ってしてしまうのです。

なぜ吹雪が寝返り(裏切り)をしてしまったのか、逃げ上手の若君での伏線や正体、過去エピソードなどをまとめました。

さらに寝返り(裏切り)後どうなるのか、また再登場についても掲載していますのでぜひご覧ください。

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逃げ上手の若君の吹雪は寝返り・裏切りする?

結論から言えば、吹雪は足利側に寝返り、時行たちを裏切ってしまいます。

時行の下で居場所を見出していましたが、足利尊氏のつよい神力に引き寄せられてしまったのです。

なお、吹雪の裏切りについては、「未来視」をもつ諏訪頼重も、たまたま神力を失っていた時期に加入した郎党であったため、見通すことができませんでした。

ここで吹雪の寝返り(裏切り)についてのさらに詳しいエピソードを見ていきましょう。

吹雪の寝返り・裏切りの伏線➀足利尊氏を京都で暗殺未遂

京都で出会った名将・楠木正成と邂逅した北条時行は、足利尊氏が楠木邸を訪れる日時を知ります。

このことから、足利尊氏を待ち伏せし、暗殺しようと計画するわけですね。

逃若党は協力して策を講じ、足利尊氏を側近たちから引きはがし、一人きりにすることに成功しました。

そして時行たちは暗殺を試みますが、足利尊氏は人間離れした動きで奇襲を防いだばかりか、神力で圧倒してしまったのです。

そのオーラは時行たちの目には、恐ろしい化け物のすがたに映ります。

しかし吹雪には、足利尊氏が化け物の口の中で、後光を放つ仏のように見えたのでした。(神力を浴びる)

この出来事が吹雪が寝返ってしまう伏線のひとつだったのです。

吹雪の寝返り・裏切りの伏線②戦いの中で足利尊氏の神力を浴びる

鎌倉滅亡から2年後の1335年、鎌倉を奪還し、足利との闘いで足利尊氏が登場します。

そして足利尊氏の強い「神力」により、北条側の軍勢一万騎が降伏、または下るという信じられないことが起こったのです。(史実でも、足利尊氏になぜ一万もの兵が降伏したかは謎だそう…)

足利尊氏「神力」は、同じく神力をもつ諏訪頼重よりも遥かに強い後光を放っていました。

一方、吹雪も降伏した北条側の兵と同じく、この「神力」の力に中毒症状を引き起こし、足利側に下ってしまいます。

この2つの出来事により、吹雪は時行たちから離反し、完全に足利側に寝返ってしまったのでした。

ひとつ言わせてもらえば、前々から吹雪が時行を裏切ろうとしていたわけではないということ。

吹雪が誓った時行への忠義も嘘ではなかったと思いますが、結局は壮絶な飢えと辛い過去をもつ吹雪を満たすことができなかったのでしょう。

すべての意識を持っていかれてしまうほど、足利尊氏の神力が強すぎた…(中毒怖い)

足利尊氏の神力に引き寄せられて寝返ってしまった吹雪を、あまり責める気にもなれない、複雑な気持ちになりました。

逃げ上手の若君の吹雪は寝返り・裏切り後どうなる?

時行たちを裏切り、足利に寝返った吹雪。

足利尊氏の側近の一人・高師直はそんな吹雪の「中毒」ぶりに、

「こうまでハマるということは、以前にも力を浴びているか、心に強い餓えがあるか」

と結論付けます。

さらに、高師直は吹雪のことを足利学校の中でも群を抜いた才能の持ち主だと覚えていました。

そしてこの戦いで死んだ師直の養子の代わりにし、吹雪を「高師冬(こうのもろふゆ)」として、生かす(利用する)こととしたのでした。

逃げ上手の若君の吹雪の正体その➀裏切りの原因は過酷で辛い過去

ちなみに逃げ上手の若君で登場する「吹雪」に、モデルとなる歴史上の人物はいません。

ただし吹雪は途中から、とある有名な歴史人物に「なりすまし」生きていくことになります。

そのとある有名な人物の正体についてもまとめていますのでぜひ最後までご確認ください。

吹雪の正体と過去➀足利側の郎党だった

吹雪の正体は、足利尊氏側近の高師直の遠縁にあたる下級武士の生まれで、足利学校に通っていました。

つまり、現在時行たちの敵である足利側の郎党だったというわけですね。

足利側の郎党であることを話せば、時行たちの信頼を失うことになってしまうと危惧していたため、過去や正体を隠していたのでした。

吹雪の正体と過去②吹雪の父親を殺害

また吹雪の父親は、息子の出世にひどい執着を持っていたため、吹雪に虐待めいた鍛錬をさせていました。

この過酷な仕打ちに耐えられず、吹雪は父親を殺して家を出て、自分だけの主君を探して放浪の旅をしていたのです。

そんな過酷な過去があったとは…。

しかし、これらを聞いても時行には何の動揺もありませんでした。

敵方・足利の出身であるということは、これまでの吹雪の功績をなんら損なうものではない、これからも自分に力を貸してほしいと、主君の器をもつ時行は、吹雪を丸ごと受け入れたのでした。

カッコイイ!

どれほどの才覚を持っていても、身分の低い下級武士だというだけで、消耗品のように扱われる時代です。

そんなご時世に、時行の言葉は吹雪の胸を熱くし、吹雪は時行に対してその忠誠心を新たにしたのでした。

しかし…!?

逃げ上手の若君の吹雪の正体その②吹雪は裏切り後に高師冬となる

そして吹雪のもうひとつの正体についても解説していきます。

吹雪・裏切りの原因➀吹雪は飢えを克服できなかった

時行に忠誠を誓った吹雪ですが、足利尊氏の神力にやられ、足利側に寝返ってしまうのでした。

足利尊氏の側近の一人・高師直は、そんな吹雪の「中毒」ぶりに、

「こうまでハマるということは、以前にも力を浴びているか、心に強い餓えがあるか」

と結論付けます。

時行への忠誠は嘘ではなかったはずですが、心のどこかで「飢え」を感じていたのも事実だったということでしょうか…。

吹雪が大食いであることも「飢え」の伏線だったのかも。

残念な気持ちが強いですが、結果として、時行たちを裏切ることになったのでした。

吹雪の裏切り後の正体②高師冬となり敵対する

高師直は、吹雪のことを足利学校の中でも群を抜いた才能の持ち主だと覚えていました。

そしてこの戦いで死んだ師直の養子の代わりにし、吹雪を「高師冬(こうのもろふゆ)」として、生かす(利用する)こととしたのでした。

つまり、吹雪のもうひとつの正体は「高師冬(こうのもろふゆ)」ということになります。

そして後々、洗脳された吹雪は高師冬として仮面をかぶり再登場し、残念ながら時行たちを襲ってしまいます。

こんな戦い見たくない…

仮面が外れた吹雪の顔を見た雫は涙を流し、辛く悲しい再会となったのでした。

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逃げ上手の若君の吹雪は寝返り・裏切り&正体と過去まとめ

逃げ上手の若君に登場する吹雪の寝返り(裏切り)エピソードをまとめるとこんな感じです。

まとめ

【吹雪の寝返り・裏切り】

  • 吹雪は足利側に寝返り、時行たちを裏切る
  • 吹雪には足利尊氏が化け物の口の中で、後光を放つ仏のように見えた
  • 戦いのなかで吹雪は尊氏の「神力」の力に中毒症状を引き起こし、足利側に下ってしまう
  • 足利側に寝返った吹雪は「高師冬(こうのもろふゆ)」としてなりすます
  • 吹雪が高師冬として再登場し、時行たちを襲う

【吹雪の裏切りの原因となった正体&過去】

  • 足利尊氏側近の高師直の遠縁にあたる下級武士の生まれの足利側の郎党であった(足利学校に通っていた)
  • 父親の虐待めいた仕打ちから逃れるため、父親を殺し家を出て放浪していた
  • 時行への忠誠は嘘ではなかったが、心のどこかで「飢え」を感じていたのも事実
  • 足利尊氏の神力を二度にわたって浴びたことにより中毒症状を起こし寝返ってしまう
  • 高師直によって「高師冬(こうのもろふゆ)」として生きることを決められる
  • 洗脳された吹雪(高師冬)は時行たちを襲い、逃若党にとっては辛い再会となった。

逃げ上手の若君ファンとして、今後のストーリーに期待です!

ありがとうございました。

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